一振りの刃の如く煌めきて水面に映える釣らるる鮎は 戀心密かにRead More一振りの刃の如く煌めきて
戸袋に雀の巣あり雛孵る吾が家かうして自然に還るや 酒枯れた聲Read More戸袋に雀の巣あり雛孵る
鱗粉に情念見るは惡癖か夕闇の中揚羽蝶舞ふ 吾のRead More鱗粉に情念見るは惡癖か
俵萬智は70年代フォークに似たり詠ひ始めた己の日常 &nbsRead More俵萬智は70年代フォークに似たり
白い影吾幽靈と思しきが吾の影なりドッペルゲンゲル  Read More白い影吾幽靈と思しきが
初夏の午後マドレデウスに調子合はせインコが歌ふやいと樂しげにRead More初夏の午後マドレデウスに調子合はせ
亡き母の面影殘る吾が家にて獨り暮らすや夜咳一つ Read More亡き母の面影殘る吾が家にて
蒲公英たんぽ ぽの綿毛球體きうたい蹴飛ばして宇宙一つを壞したRead More蒲公英の綿毛球體蹴飛ばして
夢遊病吾彷徨ふ眞夜中に百鬼夜行も行はれしか 雨そぞろ泣くに泣Read More夢遊病吾彷徨ふ眞夜中に
立夏かな曇天どんより蒸し暑く春に別れを告げる暇もなく 朝寢すRead More立夏かな曇天どんより蒸し暑く