淨土の門探し倦ねて迷子へと
淨土の門探し倦ねて迷子へと待てよと思ひ浄土此の世か
混迷の世で花鳥風月詠む餘裕ありや詠めるは生死の境運命の綾
シシュポスの永久の勞役する姿胸打つ悲哀重なるは吾や
夢魔襲ひ夢の中にて諮られる自同律をば頗る不快
霞濃く人現れては消ゆるらむ未練殘した御靈の如く
霞む中白影の人何處へ行く彷徨ふ魂だに母のものぞか
存在に怯えてそれは夢中のやう何處まで逃げても追ふは吾らし
混迷の世で花鳥風月詠む餘裕ありや詠めるは生死の境運命の綾
シシュポスの永久の勞役する姿胸打つ悲哀重なるは吾や
夢魔襲ひ夢の中にて諮られる自同律をば頗る不快
霞濃く人現れては消ゆるらむ未練殘した御靈の如く
霞む中白影の人何處へ行く彷徨ふ魂だに母のものぞか
存在に怯えてそれは夢中のやう何處まで逃げても追ふは吾らし