葉櫻や毛蟲絲引き降りてくる
葉櫻や毛蟲絲引き降りてくる風にゆあんと搖れるも風情
何處より蝶舞ひ來るふたひらの花から花へと潔く潔く
霞む中白影の人何處へ行く彷徨ふ魂見失たるか
存在に怯えてそれは夢中のやう何處まで逃げても追ふは吾たり
獨りゐて鬱たる氣分抱へてはアルヴォ・ペルトの莊嚴な調べ圧倒す
春一番内なるものが蠕動すそれに喰はれて闇に溺れる吾
何處より蝶舞ひ來るふたひらの花から花へと潔く潔く
霞む中白影の人何處へ行く彷徨ふ魂見失たるか
存在に怯えてそれは夢中のやう何處まで逃げても追ふは吾たり
獨りゐて鬱たる氣分抱へてはアルヴォ・ペルトの莊嚴な調べ圧倒す
春一番内なるものが蠕動すそれに喰はれて闇に溺れる吾