空腹に濃い珈琲敢へて飮む
空腹に濃い珈琲敢へて飮む目覺めし腦で世界を摑まへたくて
混迷の世で花鳥風月詠む餘裕ありや詠めるは生死の境運命の綾
シシュポスの永久の勞役する姿胸打つ悲哀誰も噛み締む
夢魔襲ひ夢の中にて諮られる自同律をば頗る不快
霞濃く人が現れ消えて行く未練殘した御靈の如く
混迷の世で花鳥風月詠む餘裕ありや詠めるは生死の境運命の綾
シシュポスの永久の勞役する姿胸打つ悲哀誰も噛み締む
夢魔襲ひ夢の中にて諮られる自同律をば頗る不快
霞濃く人が現れ消えて行く未練殘した御靈の如く