サイトアイコン 積 緋露雪短歌集

空腹に濃い珈琲敢へて飮む

空腹に濃い珈琲敢へて飮む目覺めし腦で世界を摑まへたくて


混迷の世で花鳥風月詠む餘裕ありや詠めるは生死の境運命の綾


シシュポスの永久の勞役する姿胸打つ悲哀誰も噛み締む


夢魔襲ひ夢の中にて諮られる自同律をばすこぶる不快


霞濃く人が現れ消えて行く未練殘した御靈の如く
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