空腹に濃い珈琲敢へて飮む 積 緋露雪 1年前 空腹に濃い珈琲敢へて飮む目覺めし腦で世界を摑まへたくて 混迷の世で花鳥風月詠む餘裕ありや詠めるは生死の境運命の綾 シシュポスの永久の勞役する姿胸打つ悲哀誰も噛み締む 夢魔襲ひ夢の中にて諮られる自同律をば頗すこぶる不快 霞濃く人が現れ消えて行く未練殘した御靈の如く