サイトアイコン 積 緋露雪短歌集

木枯らしの吹く夜の寒さ心まで

木枯らしの吹く夜の寒さ心まで染むる侘しさ独り噛みしむ

冬将軍お構ひなしに蹂躙す頗る寒く吾くさめする

煌煌と満月昇り月天心その輝きが照らす襤褸の吾

朔風に吹き払はれる塵芥ちりあくた吾の無明は更に深まり

煙草呑み吐く紫煙に交ざりてや白き息をば寒さで消えず

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